楼座の娘。親族の中で最年少の無垢な少女です。父親は海外を飛び回っており、顔はよく知りません。
腹の探りあいや見栄が横行する右代宮家の中で、無垢で穢れ知らずで嘘をつかない彼女の存在は非常に貴重です。その為、幼さゆえに時折、言葉を選ばなかったとしても、その無邪気な言葉を咎める人間はいません。
子どもらしい、何かに感化されたような癖のあるしゃべり方をします。それらは親族たちにとっては可愛らしいものですが、母親にとってはいつまでも抜けない幼児言葉に思えるらしく、常々注意して直したいと思っているようです。
成長期が遅いためか、未だ年齢相応の成長が見えません。その為、学校の勉強には付いていけず、残念ながら成績はまったく芳しくありません。しかし、決して頭が悪いわけではないようで、自分の趣味的分野に至っては、天才的暗記力を示します。その趣味とは、黒魔術やオカルトなどで、星占いなどなら年頃の少女には可愛らしいものですが、さらに深い世界にまで踏み込んでしまっているようで、母親には嘆かれています。しかしその知識量は豊富かつマニアックで、その分野の人間が聞いたなら、さぞや感嘆してくれるでしょう。
その趣味から、同じオカルト趣味を持つ当主金蔵との仲が良好に思われていますが、金蔵には嫌われているようで、両者が同じ分野の仲間として語り合うということはありません。
※竜騎士07先生のご許可を得て原作ホームページより引用しております |